暑い時期になると、人間は熱中症になるので対策をとったりしますよね。
猫も暑ければ、熱中症なるのではないかと心配になります。
猫の熱中症対策はどのようにしたらいいのでしょうか。
そこで私は扇風機を思い浮かべたのですが、扇風機は猫の熱中症対策にいいのか調べてみました。
そもそも猫も熱中症になるの?
猫は暖かいところが好きといいますが、猫は人間と比べると汗腺が少なく鼻の頭と肉球でしか汗をかくことが出来ません。
発汗によって体温を下げることが出来ないので、体温が急激に上昇すると下げることが難しいのです。
では、どのような状況で熱中症になるのでしょうか?
- 気温が30℃以上が続いている
- 湿度が60%以上ある
- 風通しの悪い場所(締め切った室内やケージなどに閉じ込められた状況)
このような状況で発症することがあるそうです。
熱中症の症状とは?
猫が熱中症になった場合はこのような症状が現れるようです。
- 口を開けて呼吸したり、よだれを垂らす
- ぐったりしている
- 一時的にふらついて倒れる
- 嘔吐や下痢をする
症状が進行すると、
- 意識障害
- けいれん発作 など…
最悪は、ショック症状を起こし、命に関わることもあるそうです。
人間でも救急車に運ばれるなど大変な状況もあるので、猫だってとても危険なんです。
熱中症の症状が出た場合は、すぐに体温を下げる必要があります。
日の当たらない涼しい場所の移動させて水を飲ませるなどして、病院に早めに連れて行った方が良さそうですね。
応急処置として、
お水を体にかけて、うちわや扇風機で風を当てるなどして、気化熱を利用して体温を下げることも有効だそうです。
氷などは急激に冷えすぎて危険だそうなので、注意してくださいね。
※氷で冷やす場合は、コチラ ↓ 「子猫のへや」さんの記事が参考になります。
氷をすぐ用意できるようなら、ビニール袋に氷と水を入れて氷嚢(ひょうのう)を作り、首、腹部、腿の内側、脇の下など比較的太い血管が存在している温かい場所に当ててあげましょう。また脳が熱くなって神経細胞が死んでしまわないよう、頭のてっぺんに当てるのも効果的です。
出展:「子猫のへや」猫の熱中症対策・完全ガイド~原因・症状から応急処置法まで
https://www.konekono-heya.com/byouki/accident/heat-stroke.html
このような熱中症に、猫がならないようにするためにも、日ごろから対策が必要ですね。
扇風機は猫の熱中症対策に効果ないのか?
そこで、扇風機はどうなのでしょうか。
猫にとって扇風機は涼しいの?
実は猫にとって扇風機は涼しくないのだとか!
そもそも、扇風機に当たって涼しく感じるのは気化熱によるものです。
先ほどもお話ししたように、汗をかく部分が少ない猫にとっては、風が当たっても気化熱で熱が奪われることもほとんどないので、涼しく感じないそうです。
よって、
扇風機で体温を下げることができないので、熱中症対策というのは不向きなようです。
ただ、扇風機で室内の空気を動かすことが出来るので、室温にもよりますが窓を開けるなどの対策が出来れば、扇風機もそれなりに効果あるかもしれませんね。
熱中症対策には何がいいの?
室温や湿度を下げるのが熱中症対策には有効なので、やはりエアコンを上手に使うのが良さそうです。
ただ、エアコンの設定温度を気を付けないと、人間にとって快適な温度だとしても猫には寒く感じたりします。
元々寒さが苦手な猫なので、猫自身で室内の快適な場所を探したりできるように、寒くなったときの為に毛布を置いて、暖められる場所を用意してあげると良いそうです。
その他の対策として、
水分補給は猫にも大事なことなので、夏は特に水もたっぷり用意してあげると良いそうです。
留守中は清潔に保てるように、自動給水装置などを使うといいですね。
扇風機を置くのは危険?
扇風機は羽がグルグル回ったり、首を動かせば猫にとって面白い大きな遊び道具のように見えます。
狩猟本能で飛びかかるなどして倒れたり、羽を触ろうと爪をひっかけてしまってケガをしてしまうことも考えられます。
空気を動かすだけの目的なら、倒れにくい背の低いサーキュレータータイプのものや、羽のないものがおススメです。
扇風機の使い方としては、
- 直接猫に当てずに上向きにして、空気を循環させる。
- 倒れにくいように固定する。
- 網がある扇風機の場合は、カバーをかけて猫の手が入らないようにする。
留守中に危険がないよう、対策を取る必要がありますね!
でも、留守中はなるべくなら使用しないほうが良さそうですが…。^^;
まとめ
扇風機は猫にとって熱中症対策には効果がないようです。
我が家の猫は、扇風機にまったく興味がなく近づきも見向きもしないです。
むしろ扇風機の風が嫌いで、当たらないところに逃げたり避けているようです。
留守の時は見えないのでなるべく危険を避けたいので、扇風機は使わずにエアコンで熱中症対策をしています。
扇風機の風が好きな猫ちゃんもいますので、ケガしないよう対策をすれば、扇風機のアリだと思います。
猫が自分で対処できることは限られているので、病気にならないよう、猫が快適に過ごせるように飼い主が気を配って、環境を整えてあげないといけないですね。