猫と一緒に暮らしてると、ゴロゴロと喉を鳴らす音は聞いたことはありますよね。ゴロゴロ音を聞いただけで、癒されます。
うちの猫も、ゴロゴロとよく喉を鳴らしてくれます。喜んでいるからとか、うれしいからで喉を鳴らしていると思っていましたが、それ以外にも鳴らすことがあるようです。
ゴロゴロ音にはそれ以外にも、人間の心と体にとても良い影響を与えてくれるそうです。
そんなゴロゴロ音について、この記事で紹介したいと思います。
猫のゴロゴロ音の意味・理由とは?
1.うれしい時のゴロゴロ音
うれしい・幸せを感じている時などにゴロゴロ音を鳴らすのは、よく聞かれますよね。
あごの下や眉間の間など、気持ちと感じるところを撫でられたり、留守番などで少し離れていて、飼い主さんが帰ってきた時にうれしいと感じて、スリスリとゴロゴロ音を鳴らす。
この仕草は一番目にすることが多くて、本当にかわいいですよね。
このゴロゴロ音は、飼い主さんに幸せだということを伝えているんですね。
2.リラックスしている時
猫はリラックスしているときもゴロゴロ音を鳴らします。
子猫の時の授乳中にゴロゴロと鳴いていたので、大きくなっても子猫の頃を思い出し、前足をふみふみしながら、授乳中の幸せを感じながらゴロゴロ鳴いていることもあるそうです。
3.母子の間のコミュニケーション時
母猫が子猫に、自分がそばにいることを伝えるためだったり、近づくときに安心させたりするためにゴロゴロ音を鳴らすようです。
子猫は生まれたばかりでは音を出せないですが、だいたい生後2日から1週齢くらいからゴロゴロ音を出せるようになるようです。
母猫に「自分が元気だよ」安心して~と伝えたり、母猫に誤って踏み潰すされないようにするためにゴロゴロを鳴らすと言われています。
母親と離れている時間があれば、「そばに来て~」と伝えていることもあるそうです。
このように母子の間でゴロゴロ音を鳴らし、音と振動でコミュニケーションをとっているようですね。
4.何か要求している時
飼い主さんに要求がある時のゴロゴロ音は、お腹すいたから「ご飯ちょうだい」「外に出して」など理由は様々です。
このときのゴロゴロ音は普段より高い音で、このゴロゴロ音を聞くと、早くご飯出してあげないといけなくなるような気分になるようです。
その理由は、高周波の音が含まれているので、緊急性があると認識するからだそうです。
5.苦しい・不安な時
ケガをしている時や、分娩の時、死期が迫っているような時、喧嘩を避けようとしている時など、苦痛をかかえている時などにゴロゴロ音を出すこともあるようです。
このときのゴロゴロ音は普段より低い音で、飼い主さんに「痛いよ」「助けてよ」と訴えているのかもしれませんね。
いつもより低い音で喉を鳴らして、元気がないという時は注意が必要かもしれません。
猫のゴロゴロ音は、一人でいる時に鳴らすことがあまりなく、猫同士や飼い主さんに何かを訴えているか、伝えようとしているコミュニケーションの方法のようです。
ゴロゴロ音は人間自身にも良い効果ある?
猫のゴロゴロ音の周波数は25ヘルツで低周波といわれており、低周波は副交感神経を優位にする作用があります。また低周波には、多幸感を得られるハッピーホルモンと言われる「セロトニン」を分泌させる効果もあります。
フランスでは、猫のゴロゴロ音に関する本も出版されていたり、ゴロゴロ音を治療やリラクゼーションに取り入れた「ゴロゴロセラピー」という自然治癒法を提案している獣医師がいたりするほど、猫のゴロゴロ音はストレスをなだめたり、免疫力を上げる効果が期待でき、副作用のない薬とまで言われているそうです。
昔から猫は骨折をしても他の動物の3倍の速さで回復すると言われており、その要因はゴロゴロ音による振動が挙げられていました。それで医学界は猫のゴロゴロが注目され、今では猫のゴロゴロ音の周波数からヒントを得た超音波による医療器が開発され、骨折治療に使われているそうです。
かわいいだけでなく猫は、一緒に暮らしていくことで、飼い主の心と体も一緒に健康にしてくれるのかもしれませんね。
心身共に疲れていたら、猫を過ごすゆったりした時間を過ごすと良いかもしれません。猫以外のペットを飼っている人は 「猫カフェ」に行ってみるのもいいかも・・・です。可愛い猫たちがきっと心身ともにほぐしてくれると思います。
猫のゴロゴロ音はすごい!ですね。
コチラの動画は、うちの猫のゴロゴロ音を収録しています。ゴロゴロ音ってどんなもの?って思われる方は、ぜひ聞いてみてくださいね。
家に猫がいない、猫カフェに行くのも…って思われている方、ゴロゴロ音を長めに聞いてみたい方にはCDもありますので、チェックしてみるもの良いかもしれません。
ネコ科動物は皆ゴロゴロ音鳴らすの?
同じネコ科の動物でも、ゴロゴロ音を出すとわかっている種と、いまだ解明できてない種がたくさんあります。ライオン・トラ・ジャガーなどは解明されていないようです。
ネコ科動物のすべてがゴロゴロ音を鳴らすわけではないようですね。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
まとめ
猫のゴロゴロ音には、うれしい時、リラックスしている時、何かを要求している時、苦しい・不安な時など、様々な意味を持っていました。
ゴロゴロ音を聞くだけで、人間の心と体を健康にしてくれるなんて驚きですよね。
心と体が疲れた時には、飼い猫に癒してもらうか、猫がいない場合には、猫カフェに行って癒されるのもいいかもしれませんね。