以前に子猫のトイレの粗相が多くて、困っていたことがあります。2匹目の保護猫ですが、譲渡される時に「ちょっとトイレの始末が悪いの」って聞いていたのですが、当初生後50日頃の子猫だったので、これから成長と共に治るんだと思っていました。
この子猫の名前は「ミュウ」で、当初もトイレでもうんちやおしっこが出来ます。
しかし、自分のトイレ以外にも、先住猫(クッキー)のトイレにもします。ソファーやカウンターの上など…色々なところで排泄していました。
なぜ、自分のトイレで排泄出来るのに他でもするのか、色々考えていました。まだ幼かったので、もう一度トイレのしつけを見直すことにしたのです。
トイレのしつけの手順
まずは、トイレのしつけの手順について紹介します。
1.ケージにトイレを設置する。
設置したトイレ容器と砂は、猫の購入元または譲渡元で使用されていたものと出来るだけ同じものにする。
可能であれば、直前まで使っていた猫砂を分けてもらって、新しい砂に混ぜると良いです。
容器と砂を同じものにすることで、環境が変わってもトイレして認識されやすいため。
自分のニオイがついている砂が入れば、更に自分のトイレだと認識できるからです。
2.子猫を迎えたら、まずケージで過ごさせる。
新しい環境で不安も多い子猫なので、まずは自分だけの居場所を作ってあげます。
もともと猫は狭いところが好きなので、自分のニオイがまったくない広い部屋に、いきなり放してしまうと余計に不安になってしまいます。
まずは小さい自分だけの空間で過ごさせて自分のニオイつけさせ、ニオイがついている安心できる自分の居場所を作ってあげることで、早く環境に慣れることができるのです。
なので初日は可愛がるのはじっと我慢です。
ほぼケージの中で過ごさせて、翌日から少しずつケージの外へ出してあげるといいです。
トイレはケージの中に入れてあげることで、トイレの場所も認識しやすいのです。
3.落ち着かない仕草をしたら猫をトイレへ
少しずつケージの外の部屋で過ごし時間を増やしていきますが、部屋で過ごしててもトイレの場所へ自分で行けるようにしつけをします。
子猫の様子を注意深く見てあげる必要があります。
観察している中で、ケージや部屋で排泄したい仕草がみられたら、すぐにトイレに連れて行きます。
排泄したい仕草ですが、ソワソワと落ち着かないそぶりをしたり、床などをクンクンとニオイを嗅いだり、爪とぎではないところでホリホリしたら、猫をトイレに連れて行きます。
『排泄したい仕草→トイレへ連れて行く』を繰り返すことで、自ら猫がトイレに行って排泄が出来るようになります。
このような手順なのですが、1匹目はこれで難なくしつけすることが出来ました。
2匹目はなぜ粗相したのか?
では、なぜ2匹目は粗相をしていたのか?実はこの手順を踏んでいなかったのです。
まずは、粗相する原因を1つずつ確認することからはじめました。
1.猫用トイレの設置場所・容器・砂の確認
事前の準備はしていました。
ケージの中にトイレも設置し、トイレ容器・猫砂も保護元から聞いて事前に同じものを用意しています。使用していた砂も少し分けてもらい、新しい砂へ混ぜます。
この方法でケージの中では、すんなり排泄は出来ました。
ケージの中で過ごしている時は、ちゃんとトイレですることができるのです。
2.猫が過ごす場所の確認
子猫がきたら直ぐにケージで過ごさせるですが、1匹目は初日はほどんど出さずに2日目、3日目と徐々にケージ外に出していました。しかし、2匹目は初日から部屋に出ている時間が長かったのです。
先住猫もいたので、家中に別の猫のニオイがついていて、落ち着かなかったと思います。
ケージの中に自分のトイレがありますが、部屋の中には先住猫のトイレがあります。
自分のトイレだと覚える前に、他にもトイレがあったので、混乱してしまったのかもしれません。
行動範囲が広がるにつれて、もともと自分のトイレの場所を認識出来ていなかったため、排泄したい時に近くにトイレがなかったり、トイレがどこにあるのかわからなくなって、我慢できなくなって排泄したのだと考えられます。
改善するため何をしたのか
少しの期間だけ、ケージとケージがある部屋のみが子猫の過ごす場所とし、部屋に出ている時は、子猫の様子を注意深く見るようにしました。
そして『排泄したい仕草→トイレへ連れて行く』を繰り返し続けました。
行動範囲を狭めたので、私の目が行き届きやすかったです。
これを数日続けた結果・・・
なんと、トイレ以外で粗相をすることはなくなりました!
ケージは必要ないという意見もありますが、私は今回改めて、子猫は最初ケージの中で過ごすことの必要性を感じました。
それによって、トイレのしつけがこんなにも違ってくるとは思っていませんでした。
まとめ
うちの子猫の場合ですが、自分のトイレの場所がわからなかったということです。いきなり自由に部屋に放ってしまったので子猫が混乱してしまったのです。ゆっくりキチンとトイレの場所を認識出来れば、解決する問題だったのです。
我が家の失敗談ですが、解決策が参考になれば幸いです。