猫が車のエンジンルームに入ることがあるって知っていましたか?
私はそんなことがあるとは知らずに、かなりビックリしました。
なぜ入るのか、どこから入るのか疑問に思ったので調べてみました。
なぜ車のエンジンルームに入るのか?
実は猫が好む条件が、沢山そろっているからなのです。
暖かいから
猫は寒さがとても苦手です。
家猫だったら日の当たる窓辺に丸くなっている姿を目にしますよね。
車のエンジンルームは、雨風にさらされることもありません。
止まったばかりの車だと、エンジンが暖かいということもあります。
狭くて暗いから
猫は家具とのちょっとした隙間や「段ボール」「かご」などの狭いところが大好きですよね。
車のエンジンルームの中は狭くて暗いところです。
だから猫が好みにピッタリなのです。
人目につかないから
人慣れしていない外猫は警戒心も強く、人が近づくと物音で隠れたり逃げたりします。
エンジンルームの中なら人目に付きにくいので、猫が隠れるにはちょうどいい場所なのです。
どこから入るの?
車のエンジンルーム上面はボンネットなどで覆われていますが、下はしっかり覆われていなので、部品と部品の間に隙間があります。
頭が入ればどこでも入っていける猫は、体が柔らかく身体能力も高いので、わずかな隙間からエンジンルームに侵入するのは簡単なようです。
エンジンルーム以外は、タイヤとボディの隙間などにも入り込むそうです。
特に子猫が入り込むケースが多いようです。
エンジンルーム入らせない対処法とは?
車に猫を近づけないことです。
具体的にもっとも確実なのは、シャッター付きのガレージに車を停めることですが、出先にそのような設備があるところはあまりありませんよね。
他にも、車体にカバーをかけて車からの熱をカバーが遮ることで、猫が暖まりにくることを防ぐことができます。
簡単な対処法は、クラクション鳴らすかボンネットを叩くことです。
日産自動車が「猫バンバン」というプロジェクトを以前から立ち上げています。
車を乗る前に「バンバン」とボンネットをたたくだけで、エンジンルーム内に音がひびくので、警戒心の強い猫は逃げていきます。
この方法を車に乗る前に毎回繰り返すことで、猫も居心地が悪くなり、車に近づかなくなる可能性があります。
駐車場周りに猫がいることが多かったり、家の近所に猫が多い人は、意識したほうがよさそうです。
日産自動車のプロジェクト 車に乗る前に#バンバン
猫の悲惨な事故とは?
エンジンルームに猫がいることに気づかずにエンジンをかけてしまった場合、猫は驚いてパニック状態になります。
機器のベルト周辺にいる場合は、そのまま回転部分に巻き込まれる可能性があります。
一瞬の出来事なので、ドライバーが気づいたときは手遅れになる可能性があります。
エンジンルーム以外にも車体とタイヤの間にいる場合は、巻き込まれてしまったりタイヤでひいてしまうこともあります。
悲惨な事故から猫を守って猫の尊い命を救うことが、愛車の故障防止にもつながります。
万が一事故が起きてしまった場合、対処に困ったときは、ディーラーや修理工場などに連絡するか、JAFなどのロードサービスに依頼してくださいね。
まとめ
猫の悲惨な事故を防ぐこと、車の故障を防ぐためにも車を持っていれば、必ず何かしらの対策をした方がよさそうですね。
我が家の猫は、完全室内飼いなので入り込むことはありませんが、外にいる猫ちゃんが入り込む危険がありますので、我が家も乗る前に「#猫バンバン」を実行していきたいと思います。