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猫コラム

猫はなぜ後ろ足の爪とぎをしないの?爪とぎしない理由とは

猫を飼い始めたら、うちの子供が「なんでクッキーは前足だけ爪とぎしているの?後ろ足はは?」と疑問に思ったようです。(クッキーはうちの猫です。)
確かにそうです。後ろ足の爪はどうして爪とぎをしないのでしょうか?このような疑問から「猫の後ろ足の爪」について調べましたので、今回ご紹介したいと思います。

猫の爪について

前足の爪と後ろ足の爪では役割が違う

・前足の爪

前足の爪は、獲物を捕らえるために常に爪とぎをして尖らせておく事が必要です。

・後足の爪

後ろ足の爪は、瞬時に方向転換したりするときに爪でしっかりと「ブレーキ」をかけることで、獲物を追いかけることができます。

ジャンプや着地をする時スムーズなのは、後ろ足の爪で踏ん張り自身の重心を支える事ができるためなのです。

猫の爪の構造

猫の足に生えている爪は2重構造になっており、いくつも重なっています。

爪の内側部分は血管と神経が通っており、そこから外側に向かって爪が重なるように生えています。

普段は靭帯(じんたい)によって格納されていますが、深址屈筋腱(しんしくっきんけん)という爪の下にある腱が、深址屈筋(しんしくっきん)という筋肉に引っ張られて、外に出てくる構造になっています。

猫の指・爪の本数の違い

猫の後ろ足の指が1本少ないのはご存じですか?

前足は人間と同じように親指・人差し指・中指・薬指・小指というように5本ありますが、
後ろ足の指の数は4本で1本少なくなっています。

これは猫の足の親指に当たる部分が退化してしまったそうです。

猫の爪は前足・後ろ足合わせて、合計18本の指・爪の本数ということになります。

後ろ足の爪は切らなくてもよい理由は?

後ろ足の爪は、そこまで伸びない

猫の後ろ足の爪は「スパイク」になって「ブレーキ」をかける役割なので、常に削れています。

前足の爪のようにそこまで伸びることなく、後ろ足は爪とぎをしませんから、常に鋭利な状態であるということはほとんどありません。

そういう点からも、後ろ足の爪切りは不要であると考えられているそうです。

歩くときに削れているから

歩いたり走ったりするときに、後ろ足が床に擦れて削れているので、切らなくても大丈夫だと言われています。

猫自身が噛んで爪を剥がしているから

キレイ好きな動物で知られている猫は、グルーミングを欠かさずやっていますよね。

足の先を器用に噛んでいる姿も目にしますが、その時に古くなった層の爪を噛んで剥がしています。

クッキー
クッキー
ボクも爪をかじかじして剥がしているニャ。

外飼い猫の後ろ足は爪

高いところに上ったりする時に後ろ足で踏ん張れないと落ちてしまう危険があるため、安全のためにも切らないほうがよいと言われています。

外に外出する猫はコンクリートで常に爪が削れているため、後ろ足の爪を切る必要はないようです。

基本的には猫の後ろ足の爪切りは必要ないと言われていますが、うちの猫の場合は、前足を切るときに後ろ足も確認して、長くなっていたら時々は切るようにしています。後ろ足は前足より伸びていないことが多いですよ。

後ろ足の爪切りが必要な場合は?

何かにひっかけている時

何かしらにひっかけている様子が見られる時は、爪が伸びているか自然に削れたけど尖ってしまっている場合があるようなので、爪を切ってあげる必要があります。

巻き爪になっている場合

猫の爪は独特な構造なので、古い層を剥がさないと新しい爪がどんどん伸びて、外側の層を巻き込んで伸びていきます。

本来剥がれるはずの爪が、爪の構造上内側に丸まっていきますので、結果巻き爪となってしまうようです。

巻き爪になってしまうと歩行が困難になったり、肉球に刺さって出血してしまうこともあるようです。

このようなことは、高齢の猫やグルーミングが苦手な猫に多く見られるそうです。

まとめ

後ろ足の爪はブレーキをかけたり、着地をスムーズにする役割のためなので、常に尖らせておく必要がありません。

獲物と捕まえるためではないので、爪とぎをする必要もないようです。

基本的に後ろ足の爪はあまり切らなくて大丈夫なようですが、前足の爪を切るときに念のため確認してあげて、必要があれば一緒に切ってあげると良いですね。

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