猫を飼うことが決まったら、あとは必要な物を準備します。そこで何を揃えたらいいのか、猫を迎える当日に必要になるものや、あとで揃えると良いものを、我が家の使用しているものを体験も含めて、ご紹介したいと思います。
当日までに揃えるもの
フードと食器
キャットフード
最初は今まで食べていたものと同じキャットフードを用意します。ペットショップ、ブリーダー、保護猫先で食べていたものを教えてもらい、食べ慣れているキャットフードを与えるのが良いですね。環境が変わっても、猫が安心して口にできます。
その後、月齢・年齢に応じて「総合栄養食」のキャットフードを選んであげると良いです。
食器
食器は、食事用と水入れ用の2つ必要です。軽い素材のものはひっくり返ってしまいますので、安定感のある陶器やステンレスのものがおススメです。高さは浅いと散らばりますし、深いと猫が食べにくいので、適度な深さの食器を選ぶと良いですね。
我が家では陶器素材のこちらの食器を使用しています。食器台がついているので安定していて、高さもちょうどいいので、食べやすいようです。
計り
成猫になっても1日の量を計るために使うので、料理であまり使わなくてもあったほうがいいですよ。
トイレ用品
トイレ容器とトイレ用猫砂を用意します。トイレ容器は、オープン型や屋根付き、ドーム型など様々な形状のものがあります。トイレ用猫砂は、固まるものや固まらずにペットシートと併用して使用するものなど様々です。掃除しやすく手軽なものを選ぶと良いです。
猫砂もキャットフードと同様で、初めはペットショップ、ブリーダー、保護猫先で今まで使用していた猫砂を教えてもらい、同じものを用意してあげると、環境が変わっても猫がスムーズに排泄が出来ます。
我が家も当初同じものを用意してあげました。初日はそれでも慣れない環境のため、排泄を我慢しているようでしたが、慣れてきたら失敗をすることもなく、トイレで排泄出来ました。翌日にはもう普通に排泄していましたよ。
現在我が家で使用しているものは、「システムトイレ」と言われるもので、固まらない砂の下が網目上になっている容器で、尿はそのまま網目からペットシートに落ちて吸収します。
便だけをその都度捨てます。尿はペットシートの容量や猫の尿をする量によりますが、3~7日に一度交換するだけですので、とても掃除が楽です。砂もシートもしっかりと臭いを吸収してくれるので、リビングに置いていますが、便をした瞬間だけ臭いますが、それ以外はあまり臭いを感じたことはありません。
※過去に使用していたもの、現在使用しているものに関しての詳細は、別に記事で紹介します。
キャリーバック
猫をおうちに連れてくる時はもちろんのこと、病院に連れて行ったり、外出する時にも必要になります。万が一災害が起こった時にも必要になりますので、ひとつは用意してあげると良いです。猫は狭くて暗いところを好むので、毛布やタオルなどを一緒に入れて部屋に置いてあげれば、隠れ場所として寝床にする事もできます。
掃除のしやすい物、扉がしっかりしていて壊れにくい物、横からだけでなく、上からも開けられるタイプのものだと、猫を出し入れするのに楽ですよ。
しかしこのタイプは場所をとってしまうのですが、折りたたんで収納スペースを取らないものもあります。
ただし、閉めるところがチャック式のため、器用に開けてしまう猫もいますので、要注意です。
爪とぎ
爪を研ぐことは猫の本能ですので、爪とぎ器を用意してあげます。段ボール、カーペット、麻、木など素材も様々です。爪とぎ器を置くことで、壁や家具がボロボロになるのを多少防ぐことが出来ます。猫は爪とぎで爪のケアをしていますが、それ以外にもストレス発散、気分転換もしています。形状は様々なので、いくつか試して猫が気に入ったものを見つけてあげると良いですね。
我が家の猫は、段ボールの素材でベッドにもなる形状も物がお気に入りです。
寝場所
ケージや猫用のベッドなど、猫専用の居場所を用意します。特に子猫の場合は、ケージの中にベッドを入れて過ごさせるほうが安全です。飼い主が留守の時や、就寝時にひとりにさせるのが不安な場合もケージ入れてあげると良いですね。
大きくなれば、猫用ベッドだけでも大丈夫ですが、猫が隠れることが出来るベッドがあると猫も安心できます。ベッドはクッションタイプ、ドーム型、箱型など色々な形状もものがあります。ただし、猫好みのものでなかったら、使われないこともあります…。
キャリーバッグが寝床としても代用出来るので、キャリーバッグさえあれば当日に必要というわけではありません。
我が家では、迎えた初日はケージでほとんどの時間を過ごさせて、徐々に部屋に出す時間を増やしていきました。環境が違うところでは、まず猫の居場所を最初に作ってあげた方が、ストレスも少なく、慣れるもの早いと聞いたからです。実際に猫も落ち着いていましたし、その後のスムーズに家に慣れていきましたよ。
猫用ベッドを買った時に使ってくれない場合の対処法は、こちらの記事で紹介しています。
あとで揃えると良いもの
お手入れ用品
ブラシ・くし
猫は自分でグルーミングしてお手入れしますが、抜け毛の時期には大量に毛が落ちますし、猫がグルーミングの時に毛を飲み込んでしまいます。抜け毛対策と猫が毛玉を吐く頻度を減らすため、お手入れすると良いですね。
長毛の猫には、ピンブラシやスリッカーブラシで、短毛の猫には、くしやスリッカーブラシを用意すると良いですよ。
我が家の猫は短毛なので、スリッカーブラシとくしでお手入れしています。
爪切り
猫の爪は鋭いので、猫が爪とぎをしていても定期的に切ってあげる必要があります。じゅうたんやラグマット、カーテンなどに引っかかってしまうことがあるためです。
爪切りは、ギロチンタイプやハサミの様な形状もなど様々です。
先が少しカーブしているものが使いやすいですよ。
我が家は、ハサミの様な爪切りを使用しています。ギロチンタイプの方が切りやすいのですが、切るとき勢いよく切れる音が苦手なようで、うちの猫は嫌がります。
シャンプー
猫は自分でグルーミングなどお手入れしているので、ほとんど体臭がありません。しかし、排泄物を踏んでしまったり、下痢などでお尻が汚れて洗う時に、シャンプーがあると便利です。人間用のシャンプーでは刺激が強すぎるので、必ずペット用の物を使用してくださいね。
おもちゃ
猫は本能的に獲物を捕まえる肉食動物です。猫じゃらしなど本能をくすぐるおもちゃ大好きなので、たくさん遊んであげることで猫のストレス発散や運動にもなります。咬んだりしても安全なおもちゃを用意してあげると良いですね。
キャットタワー・キャットウォーク
猫は高いところが好きです。室内飼育では運動不足になりがちです。キャットタワーやキャットウォークは上下運動が出来るので、運動不足の解消にも役立ちます。
その他グッズ
消臭スプレー
猫砂は消臭力に優れていますが、排泄したばかりや掃除した時などに使うと、より臭いが軽減されますので、あると便利です。
処理袋
猫砂は、トイレに流せるタイプと流せないタイプがあります。流せないタイプのものを処理するときに普通のビニール袋に入れて捨てると、かなり臭います。そんなときに臭わない処理袋があると便利です。
我が家で使っているものがコレですが、本当に臭いません!サイズはSSで、ペットシートも排泄物も入りますので十分な大きさです。ペット用や人間の赤ちゃん用などパッケージの名称が違うだけで、消臭能力は変わりませんので、パッケージ名が気にならないようでしたら、赤ちゃんのおむつ用が安く売られていることが多いですよ。色々試しましたが、メーカーは絶対「BOSS」がおススメです。
まとめ
我が家で使用しているものや体験もあわせて紹介させていただきましたが、いかがでしたか?猫の迎える当日までに用意するものは沢山ありますよね。当日にバタバタせず、ゆっくりと気持ちよく猫を迎え入れるために、最低限のものは事前に準備することをおススメします。